2017大会・フロンティア賞(レスキュー競技)

千葉ノード大会では、審査員特別賞として、「フロンティア賞」が用意されています。チャレンジ精神を持って取り組んで多くのことを学び、興味深いロボットを製作・制御したチームを表彰します。
img_5498
今回、レスキュー競技では、チーム「ちばふ技術部」がフロンティア賞を受賞しました。おめでとうございます。副賞として、尼崎僚平様・千絵様にご協賛頂いた、ラズベリーパイと書籍をお渡ししました。
 
審査は湯口様、天津様にご担当頂きました。お二人には、競技の実況説明や選手へのインタビューなど、長い時間に渡り、ご審査頂きました。ありがとうございました。
img_5219
湯口様より、フロンティア賞についてご講評を頂きましたので紹介します。
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
今回のフロンティア賞を選定するのに、同じくレスキュー競技の審査員だった天津さんと共にすごく悩みました。
レスキュー競技に参加したチームの各ロボットがどれも魅力的だったからです。
1回目の競技では、バンプや坂や障害物で苦労するロボットも多く、被災者のいる部屋までたどり着けたチームは残念ながらいませんでした。
今回のルールでは点数と密接しているわけではありませんが、競技   内容としては少し寂しいものでした。
しかし、競技後に全チームにインタビューさせてもらうとロボットの調子とは逆に生き生きとロボットのアピールをしてくれました。大変嬉しかったです。
このインタビューでロボットの特徴や機構の創意工夫やチームメンバーの役割を詳しく知ることができました。
img_5399
このような中で、今回のフロンティア賞として選出した「ちばふ技術部」は1回目の不調を改善し、2回目の競技では点数を伸ばしてくれました。
また、このチームは先輩と後輩で構成しており、来年のレスキュー競技を見据えて後輩を育成しながら参加しているのが印象的でした。
最終的にこれらの点を評価しました。
img_5165
今回の競技で魅力的なロボットを作ってきたみなさんですが、それを実力につなげたロボットは多くありませんでした。
私が競技終了後のプレゼンでも少し話させてもらったように、ロボットの各要素(機構やプログラムや回路等)を組み合わせて、思った通りに確実に動かすのは簡単なことではありません。
ぜひ、ロボットが出来上がった後に、ロボットの調子や性能をチェックする時間を作れるように心がけてください。
img_5402
次の大会でのさらなる実力の発揮を期待しています。
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆