2017大会・ライントレース競技の様子
ロボカップジュニア2017千葉ノード大会で行われた、ライントレース競技の様子をお伝えします。ライントレース競技はロボカップジュニア競技ではなく、千葉ノード・オリジナルのロボット入門者向け競技です。
今回は3チームが参加しました。
結果は
第1位 シームーン 19秒40
第2位 ゆういち&まゆこ 35秒10
第3位 プランタム 45秒28
と全チームが見事に完走しました。おめでとうございます。
また、チャレンジ精神を持って取り組んで多くのことを学び、興味深いロボットを製作・制御したチームを表彰する「フロンティア賞」は、チーム「ゆういち&まゆこ」が受賞しました。おめでとうございます。
ライントレース競技の運営とフロンティア賞審査をご担当下さった岸波様より、ご講評を頂いていますので、お伝えします。
【ライントレースの講評】
まず、今回私が驚かされたのがロボットの安定性です。出場したチームは合計で3チームだけと例年に比べて少なめでしたが、どのロボットもほとんどラインの上からはみ出さずにゴールしていました。また、競技終了後の余った時間を利用して私が難しいコースを作ったのですが、最初はうまく走れていなかったロボットがプログラムを改良していく中で走破できるようになっていったのが印象的でした。これからの活躍に期待です。
↑競技終了後に、岸波様が作った難しすぎるコースをどんどんクリアしていく様子です。
【フロンティア賞の講評】
私が今回フロンティア賞として”ゆういち&まゆこ”を選んだ理由としては、まず、使用していたセンサーの数が挙げられます。他のロボットは複数のセンサーを使ってラインを読み取っていたのですが、このロボットはセンサーを1つだけ使って安定してコースを走っていました。また、このロボットは”線上にいるときロボットのスピードを上げる”という他のチームにはない工夫がなされていたのもポイントの一つです。
完走チームの皆さまには記録証をお渡ししました。副賞として、オリエンタルモーター株式会社にご協賛頂いた、ステップマスターわかば編をお渡し、第1位のチームにはステッピングモーターもお渡ししました。また、フロンティア賞受賞者には副賞として、尼崎僚平様・千絵様にご協賛頂いた、ラズベリーパイと書籍をお渡ししました。受賞者の皆さま、ぜひ活用して今後もご活躍ください。