2018大会・OnStage競技の様子
ロボカップジュニア2018千葉ノード大会では、OnStage競技に4チームが参加しました。
OnStage競技は、日本リーグとワールドリーグの2つのリーグに分かれています。千葉ノード大会2018では、日本リーグに3チーム、ワールドリーグに1チームが参加しました。
OnStage競技では、審査員による審査点で評価されます。今回、3名の審査員の方々が、長い時間をかけて審査してくださいました。皆さま、ロボットの研究や大会に深く関わっている方々ですので、大会当日のロボットについて審査するだけでなく、過去の準備の様子や今後の課題についてまで、様々な視点からアドバイスして下さいました。
■審査員・竹間(直) 様よりご講評を頂いています。
特に、テクニカルインタビューの様子を述べます。
中学1年生の皆さん、4月に中学に入り、わずか7ヵ月。「よく頑張りました!」 それぞれ、今大会で目指したレベルまでロボットが動きました。それは素晴らしいことなのです。さぁ、次に進みましょう。
中学2年生はロボットの動きもさることながら、「さすがに先輩!」という素晴らしいプレゼンテーションでした。チーム側からの説明もしっかりしていましたが、質問に対する受け答えが素晴らしかったです。
次に高校生。「技術的にスゴそうだ」と、思います。すでに、関東ブロックへの推薦が決まり、ブロック大会への準備に入っているせいかロボットは不完全でしたが、審査員には楽しい時間でした。林原教授や多田君とハイレベルなやり取りをするのを聞いていて、ひさびさに「完成形を見たい!」と思いました。
次に目指してほしいことを書いておきます。
1)フィールドは広いです!
千葉ノードは目の前でのパフォーマンスです。細かいところまで見えるので今回のロボットでも十分楽しめましたが、ジャパンオープンのように舞台が組まれると、動きが足りません。
2)プロジェクトマネジメントは勝敗の鍵
スケジュール管理と予算管理。難しいですね。
全員で集まらないとできない練習の日数と実際に集まれる日数と日程から始めて下さい。
来年、スケールアップした皆さんのロボットを見れることを期待してます。
■審査員・多田(有) 様よりご講評を頂いています。
私は元サッカーの競技者として、始めてダンスの競技を拝見しましたが、閉会式で喋ったように、サッカーリーグと比較するとロボット製作(メカ・電気・ソフト)の実装に加えて映像の作成や振り付けの練習などが必要な競技ですから、競技発表の完成度を高めるために必要な作業数は、他の競技よりも多いのかなと思いました。
多いタスクをこなすため、何よりもスケジュール管理が大切な競技だなと思いました。
もちろん、他のリーグにおいてもロボット完成のためのスケジュール管理は重要ですが、ダンス競技は作業の数が多いことに気をつけながら、分業をどのようにするかなどを慎重に考える必要があると思います。
<パドックでの準備>
<審査員インタビュー>
<ステージでの発表>
<表彰>