2018大会・レスキュー競技の様子

ロボカップジュニア2018千葉ノード大会で行われた、レスキュー(日本リーグ)と、レスキューライン(ワールドリーグ)の様子を振り返ります。また、公開が大変遅くなりましたが、競技運営担当者からの講評も掲載します。
 
■レスキュー日本リーグ・結果
 

順位 番号 チーム名 1回目 2回目 高い方
1 RN01 ぱおり 58 18 58
2 RN02 まくすうぇる 13 13 13

 
■レスキューライン(ワールドリーグ)・結果
 

順位 番号 チーム名 1回目 2回目 高い方
1 RL03 おいらぁ 276 289 289
2 RL02 るうろお 13 216 216
3 RL06 HAYATE 105 135 135
4 RL04 ちばふB 3 3 3
4 RL05 ちばふA 3 3 3
棄権 RL01 GSU.Rescue();

 
■レスキュー競技記録表
 
結果
 
■フィールド
 
フィールド図
レスキューフィールド
 
■千葉ノード・レスキュー技術委員・山口より
 
今年は2回の競技で2回とも被災者を救出できたチームがありました。
救出ができたロボットは基本的な動作に安定感がありました。
大会自体も、マイクでの実況解説や得点掲示システムの効果もあり観戦していてとても楽しい大会となったように思います。
 
関東ブロック大会に進むチームは、ノード大会での課題を解決しブロック大会に臨んでください。千葉ノードでは設定しないタイルや得点要素の配置がありますので、対策を十分に行ってください。
思うようにロボットが動かなかったチームは、ロボットの製作スケジュールの見直しをしてみてください。
大会当日に十分に動くロボットを用意するためにはロボット本体(ハードウェア)の作成時間、プログラム(ソフトウェア)の作成時間、十分な練習時間(ロボットを動かして、調整の練習や修正をする時間)が必要です。
場合によっては大会までの残り時間とその時点でのロボットの完成度により、ロボット製作の目標の修正(機能を減らす、何かをあきらめる、対応できるバリエーションを絞る等)が必要になることもあります。常に大会までの残り時間を考慮して取り組んでください。
技術レベルの底上げのために、簡単なロボットやプログラムを製作したり、他のチームのロボットや上位大会に参加しているロボットを観察することも有効です。
 
運営面では、今年は去年までと異なり日本リーグとワールドリーグでフィールドの一部を共有しながら、それぞれ難易度を分けるという試みを実施しました。
また、フィールドの設定要素をあらかじめアナウンスし、経験してない(知らない)とクリア出来ないような引っ掛け的な要素を排除しました。
その上でロボットに求められる基本的な能力の出来不出来が確認でき、さらにそれが点数の違いとして明確になるようなフィールドの難易度を目指しました。
 
実際のフィールド設定では、タイルのバリエーション(カーブ左右大小、直角左右等)、交差点のバリエーション(十字、ト字、T字、左右、緑有無、行き止まり)をロボットの基本的な能力が違いとして見えるように、さらにたまたまロボットの苦手な配置やタイルが無くて助かった等の可能性を減らせるように、バランスを考慮し配置しました。
交差点については、それ自体のバリエーションが多く対応に時間がかかるため、対応に時間を割いたチームがより多くの点数が獲得できるように、タイル枚数と設置場所の制約を考慮し、千葉ノードらしい難易度が保てる範囲で、可能な限りのバリエーションを設定しました。
 
結果として、ワールドリーグの1位2位3位が点数で明確に分かれたこと、競技進行停止でスキップすることなく避難ゾーンに到達し救助に成功したチームがいたため、狙いとした難易度設定が達成出来た、と判断しています。
 
日本リーグは満点297点(得点要素70点、タイル24枚、銀ボール3、黒ボール3)、ワールドリーグは満点498点(得点要素190点、タイル36枚、銀ボール3、黒ボール3)の設定でした。
競技結果を確認する際の参考にしてください。
 
<選手ミーティング>
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<フィールドでの練習>
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<パドックでの調整>
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<競技中の様子>
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PB260019
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レスキュースタッフ
<表彰>
レスキューラインワールド表彰
レスキュー日本表彰