2022大会・フロンティア賞

千葉ノード大会では、例年参加チームが多いレスキュー競技で、審査員特別賞として「フロンティア賞」が用意されています。チャレンジ精神を持って取り組んだ、興味深いロボットを製作・制御したチームを表彰します。昨年度は新型コロナ禍のためフロンティア賞は設定しませんでしたが、やはり競技得点やプレゼンテーションポスターとは異なる観点での評価の機会は重要ですので、今年度は審査員にご審査をお願いしました。

審査員の中島様が、レスキュー日本・レスキューラインの全10チームについて、車検・調整・競技の様子をご覧になり、ご審査下さいました。

レスキューラインのチーム「ほおきんぐ」がフロンティア賞を受賞しました。


受賞したチームには、千葉ノード大会を協賛して下さっている尼崎 僚平様・千絵様より、「差替ドライバーセット」と「ニッパ」が贈られました。どうぞご活用下さい。


審査員・中島様からのコメントです。
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選手の皆さん、お疲れ様でした。この厳しい状況の中、動くものを作り上げたことがまず素晴らしいと思います。今年のレスキューのフィールドは私が記憶しているものより数段難易度が高く、参加者全体のレベルの向上を感じました。
さて、フロンティア賞についてですが、ロボット製作におけるフロンティア精神というのはやはり、より良いロボットを作るために新しいことに挑戦することだと私は考えます。そういった視点で見ると、今回フロンティア賞に選んだ「ほおきんぐ」には突出して新規性があったと思います。残念ながら現状では坂を突破しづらかったりと課題はあるようですが、ロッカーボギー機構の実装とそれを採用するためにフレキシブルシャフトによる回転伝達を行っており、これらには新規の技術に挑戦する心と熱意が感じられました。このチャレンジ精神に敬意を表して、また、これから改良を施してくれることに期待して、フロンティア賞に選びました。
今回思うように動かなかったチームも逆に作戦通りに動いたチームもいると思いますが、現状に満足せず、チャレンジ精神を持ってより良いロボットを作ってくれることを期待しています。
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