2022大会・プレゼンテーション賞

千葉ノード大会に限らず、ロボカップジュニアの大会では、大会会場でプレゼンテーションポスターの掲示が義務づけられています。ロボカップジュニアでは、情報の共有や表現能力の向上を大切にしているからです。
残念ながら新型コロナウイルス対応のため会場でのポスター掲示は前回大会に続き断念し、大会前にPDFファイルでの提出を各チームにお願いしました。なお、PDFファイルは大会当日以降、参加チームの間で閲覧できるようにしました。
ロボカップジュニア2022千葉ノード大会では、優れたプレゼンテーションポスターのチームに対して「プレゼンテーション賞」の授与を行いました。2人の審査員の方に審査をお願いし、審査点の合計が大きい2チームが選ばれました。
受賞した2チームには、千葉ノード大会を協賛して下さっている尼崎 僚平様・千絵様より、VESSEL社製「電ドラボール」が贈られました。どうぞご活用下さい。
 
■受賞チーム「ゔぃるへるむ」
プレゼン1
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■受賞チーム「All_outlook」
プレゼン2
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なお、次点は「いんてりじぇんつ」でした。
 
審査員の方々からコメントを頂いているのでお伝えします。湯口様、横山様、ご多忙の中、ご審査とコメントをありがとうございました。
 
審査員・湯口様からのコメントです。
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審査員の湯口です。選手の皆さん、大会お疲れさまでした。昨年に引き続きPDFのみでの提出になり、慣れない選手たちもいたかと思いますが、そのような中でも自慢のロボットを頑張って説明しようとする気持ちが伝わってきました。ロボットの写真やロボット構成の説明を頑張ってくれたチームが多かった一方で、そのロボットやその構成が各競技での課題や難しさに対して、どのように乗り越えようと頑張ったかを説明してくれたチームは少ないように感じました。一般的にロボットは世の中の様々な課題を解決するために存在するものでもあると思うので、ぜひそのような視点でも自慢のロボットを説明してみると、頑張りがポスターを通じてよく伝わると思います。
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審査員・横山様からのコメントです。
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みなさんのプレゼン資料をとても楽しく見させていただきました.
私自身,千葉ノードOBということもあり,自分もこんなポスターを作ったなぁと懐かしい気持ちになりました.
さて,全体的な講評ですが,ロボット全体や特徴的な部分をうまく紹介できているスライドが多く感心しました.
面白そうな機構や個性的な自作センサーを搭載したロボットなど,プレゼン資料を見るだけでワクワクしました.
当日は現地で見学できなかったのが本当に残念です.
一方で,使った技術,部品の紹介,プログラムの記載のみというプレゼン資料も多かったように思います.
資料を見てくれる人は,「その技術,部品はロボットにどう生かされているのか」,「そのプログラムにはどんな工夫があるのか」などを知りたいのです.
「あなたのロボットを初めて見るひとが,どんなことを質問してくるだろうか」ということを意識してみると,もっと良いプレゼン資料になるかもしれません.
私は「ゔぃるへるむ」のプレゼン資料に高い評価をつけました.
ロボットの全体,注目してほしい部分や工夫点をわかりやすく伝える良いプレゼン資料だったと思います.
特に使われている技術,部品,プログラムの選定理由や,それによる効果がよくまとめられているのが良いです.
また,資料中の重要単語が赤くハイライトされて目立つようになっているのもポスターとしてグッドポイントです.
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