2018大会・レスキューライン・コース設定の指針と細則

ロボカップジュニア2018千葉ノード大会では、レスキューライン競技が行われる見通しです。
 
レスキューライン競技は、ワールドリーグ・日本リーグとも、ロボカップジュニアレスキューライン2017 年ルールで行われます。千葉ノード大会におけるレスキューライン競技の指針とルール細則をお伝えします。(他のノード大会やブロック大会とは異なる点がありますので、ご注意下さい)
 
■コース設定についての基本的な指針
 
・ルールに規定されたレスキューライン競技のロボットに求められる基本的なライントレース能力、基本的な得点要素をクリアする能力の有無が確認できる難易度にする
・日本リーグとワールドリーグで難易度を分ける
・日本リーグはよりルールの範囲内でより基本的なコースを設定する
 
■細則
 
1)ライントレース
 
以下の要素およびその複合で構成する
・直線 坂の上り降り、2階部分も直線で構成
・大きな曲率のカーブ
・小さな曲率のカーブ
・S字カーブ
・直角
・直角よりも鈍角で接続する直線
 
以下の要素は設定しない
・1タイルに複数の直角
・直角よりも鋭角なライン
・坂の上り下りタイル手前のタイルへの直線タイル以外の配置
 
2)ギャップ
・15cm程度までを目安に設定する
・十字ギャップは設定しない
 
3)減速バンプ
・坂に配置しない
・避難ゾーンに配置しない
・直線タイルに配置する
・黒いラインに対して明らかに斜めとわかるような配置はしない
・1タイルに複数の配置はしない
・ルールに許可された高さの範囲で丸い形状、四角い形状、三角の形状等の減速バンプが配置される可能性がある
 
4)交差点・行き止まり
・日本リーグでは行き止まりは配置しない
・1タイルに複数の交差点は配置しない
(同じ交差点を別方向から複数回通過することはある)
・タイルに対して十文字、ト字(逆ト字、T字)に配置した直線以外への交差点は配置しない
 
5)障害物
・直線上に配置する
・右避け左避けで極端に難易度の差がないように配置する
・障害物の周りに十分な回避スペースを設ける
・避難ゾーンに配置しない
 
6)瓦礫
・配置しない
 
7)避難ゾーン
・被災者の配置、避難場所の配置はルールの規定に従う。
・日本リーグでは避難場所はレベル1のみで、レベル2は選べない。
 
(千葉ノード・レスキュー技術委員・山口)