2021大会・プレゼンテーション賞

千葉ノード大会に限らず、ロボカップジュニアの大会では、大会会場でプレゼンテーションポスターの掲示が義務づけられています。ロボカップジュニアでは、情報の共有や表現能力の向上を大切にしているからです。
残念ながら今回は新型コロナウイルス対応で、会場でのポスター掲示は断念し、大会前にPDFファイルでの提出を各チームにお願いしました。なお、PDFファイルは大会当日以降、参加チームの間で閲覧できるようにしました。
ロボカップジュニア2021千葉ノード大会では、優れたプレゼンテーションポスターのチームに対して「プレゼンテーション賞」の授与を行いました。2人の審査員の方に審査をお願いし、2人の審査点の合計が大きい2チームが選ばれました。
 
■受賞チーム(2チーム)
レスキューライン(ワールドリーグ)「ゔぃるへるむ」
ブログ用1
レスキューライン(ワールドリーグ)「ほおきんぐ」
ブログ用2
なお、次点はレスキュー日本リーグ「Penguins」でした。
受賞した2チームには、協賛下さいました尼崎僚平様・千絵様より副賞としてスモールニッパが贈られました。
 
■審査観点
審査員の長谷川様より、審査員がどのようなところに注目しているか教えて頂けましたので、皆様にもお伝えします。
 
「説明がクリアか」
1. 意味が理解できない文が多くないか(多いと減点)
2. 行ったことの狙い・理由が述べられているか、それが妥当か
3. 行ったことの具体的な内容や使用した技術(センサなど)について適切に説明されているか
 
「見た目の印象」
1. 自分のロボットの写真があるか(ないと減点)
2. 芸術性があり、人目を惹くか
3. パッと見た時にロボット製作における頑張りが伝わるか(読みづらくないレベルでたくさん書いてあると好印象、芸術性とは相反する可能性あり)
 
「要点の分かりやすさ」
1. 行ったことについて具体的にイメージしやすいかどうか(説明用の図があると好印象)
2. 適切に区分けされているか
3. 大事なところ(キーワードなど)が見やすく強調されているか
 
■審査員講評(長谷川様)
選手の皆さん、大会お疲れ様でした。今回、新型コロナウイルスの影響で変則的な大会となり、皆さん大変だっただろうと思うのですが、その中でも頑張って準備してくれていることがプレゼンテーションポスターから伝わってきて、読んでいてとても嬉しくなりました。一方で、その頑張りがポスターで詳しく説明されていないケースが時々あり、非常にもったいなく感じました。ロボットを作っていると、知らず知らずの内にたくさんの技術が身についているものなので、それに気付いて忘れないようにする機会として、大会を活用してもらえたら嬉しいです。
 
■審査員講評(下川様)
審査員の下川です。選手の皆さん、慣れない環境の中での千葉ノード大会お疲れ様でした。今回のプレゼンテーションポスターも個性溢れる作品が多数あり、楽しませて頂いています。
今年のポスターは、紙面の割り振りが上手だったチームが特に印象的でした。自分達がしていることを分かりやすく、簡単にまとめられていたと思います。
自分達にとっては当たり前のことでも、他の人から見ると凄いことだ、ということもあります。プレゼンテーションポスターでは、自分達がやっていることを是非たくさん紹介して下さい。