2020大会・OnStage競技の様子

昨年2019年11月17日に行われた千葉ノード大会でのOnStage競技の様子についてお伝えします。
(今年行われる2021大会では、新型コロナ対応のため、OnStage競技はオンラインで実施予定です)
 
OnStage競技には、日本リーグ2チーム、ワールドリーグ3チームが参加しました。
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OnStage日本リーグの審査員は澁谷先生と下川様、OnStageワールドリーグの審査員は佐藤様と竹間(直)様にお願いしました。
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OnStage競技は、日本リーグとワールドリーグの2つのリーグに分かれています。審査員による審査点で評価されます。今回、日本リーグとワールドリーグ、それぞれ2名の審査員の方々が、長い時間をかけて審査してくださいました。皆さま、ロボットの研究やロボカップジュニア、ロボット教育、ものづくりに深く関わっている方々ですので、大会当日のロボットについて審査するだけでなく、様々な観点からアドバイスして下さいました。
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終始、和やかな雰囲気で審査員インタビューやパフォーマンスが行われ、選手たちも審査員に自分たちのロボットやチームの良さをしっかりとアピールしていました。
 
OnStage競技に参加したチームには既に大会直後にお伝えしていますが、審査員の方々のご講評を掲載します。
OnStage日本リーグについて、審査員の澁谷先生からご講評を頂いています。
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両チームとも、独自の視点でテーマ設定を行い、魅力的なストーリーを組み立てることができました。
一生懸命に取り組むみなさんの姿をみて、元気をいただきました。
新しいことに挑戦しているわけですから、簡単にはいかないこともたくさんあるでしょう。
しかし、そういったなかで一つ一つ前に進んでいく過程は、絶好の成長の機会ですし、何よりとても面白いものだと実感してもらえたのではないかと思います。
本番の舞台でロボットを思い通り動かすためには、安定して動作するシステムの設計が重要です。
たとえば、本番の途中でパーツが折れてしまえば、ロボットは予定した動作を行うことができません。
また、複数のスイッチを同時に押してスタートさせるよう設計してあるロボットでは、本番に緊張してスイッチをひとつ押し忘れてしまうこともあるかもしれません。
機械や電子回路の物理的弱点や、正常動作に必要な準備作業の項目を減らしておくとよいでしょう。
みなさんの今後の活躍をお祈りいたします。
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OnStageワールドリーグについて、審査員の竹間(直)様からご講評を頂いています。
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OnStage全般について
どのチームもwireless communication にチャレンジしていて、ダンスに縛られないOnStage らしい内容になってきていることを素晴らしいと思います。
が、他方、レベルの高いことを目標とするばかり、完全なパフォーマンスをできたチームがいなかったのが残念でした。
高専ロボコンを見ていてもそうですが、スケジュール的に達成が難しい場合、どこに自分達の第1目標を置くのかを考えているチームは全国大会に駒を進めています。それが達成できれば後悔しないものと諦めがつくものを判別してください。プライオリティ付けとスケジュール管理。大人でも難しいことですが、是非チャレンジしてください。
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また、福永先生には何年にもわたって千葉ノード大会OnStage競技の運営にご尽力いただきました。ありがとうございました。
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