【関東ブロック大会】プレゼンテーションポスター
プレゼンテーションポスター受賞チーム
審査員プレゼンテーションポスター賞の受賞チームは以下のとおりです。
競技名 | チーム番号 | チーム名 |
【日本リーグ】レスキューライン・エントリー | RLN13 | Red |
【ワールドリーグ】レスキューライン | RLW05 | Diamond Fuji |
【ワールドリーグ】【日本リーグ】 レスキューメイズ | RMW01 | tamagawa academy science club |
【日本リーグ】サッカービギナーズ | SN15 | SKY |
【ワールドリーグ】サッカーライトウェイト 最優秀ポスター賞 | SL20 | Oi_DENGIKEN |
【ワールドリーグ】サッカーライトウェイト 優秀ポスター賞 | SL08 | SAS |
【ワールドリーグ】サッカーオープン | SO01 | murphy’s law |
【日本リーグ】OnStage | ON03 | Back To The Summer |
【ワールドリーグ】OnStage | OW02 | ぱすつうる |
選手の皆さんが選んだ、ロボカッパー プレゼンテーションポスター賞の受賞チームは以下です。
競技名 | チーム番号 | チーム名 |
【日本リーグ】レスキューライン・エントリー | RLN07 | ししゃも刺身技術研究所 |
【日本リーグ】 レスキューメイズ・エントリー 【ワールドリーグ】 レスキューライン レスキューメイズ | RLW08 | MIPT |
【日本リーグ】サッカービギナーズ | SN10 | ルンハとルンパ(IH掃除ロボット) |
【ワールドリーグ】 サッカーライトウェイト サッカーオープン | SL20 | Oi_DENGIKEN |
【日本リーグ】【ワールドリーグ】 OnStage | ON06 | Tokyo LEGO 観光大使 |
受賞チームの皆さん、おめでとうございます。
プレゼンテーションポスター
各チームのプレゼンテーションポスターは以下から見れます。
プレゼンテーションポスター審査基準
関東ブロックのプレゼンテーションポスターは以下の観点で審査をしていました。
以下のような観点を盛り込んだポスターの得点が高くなります。
評価項目 | |
Abstract 基本・要点 | ロボットやチームについて説明できているか |
Method and Theory 開発手法,理論,戦略 | ロボットの構造や動作を採用した理由が説明できているか |
Data/Result/Discussion データ,評価結果,考察 | ロボットの工夫について、データや実験結果などを用いて、科学的に説明できているか |
Photos/Graphics 写真図表等の視覚表現 | 写真や図、イラストを適切に使い、視覚的に分かりやすい説明ができているか |
Layout/Design 論理的,効果的な配置 | 読みやすく読みたいポスターになっているか |
サッカー審査総評
審査員A
ロボコン参加者はロボットの製作および競技に向けての改善など多くの作業と準備な中で、プレゼンポスターの作成をしてくれたことと思います。38件のポスターを審査しましたが、多様なポスターが提出されてきました。提出遅れのポスターは数点減点しました。上記の審査結果にあるように、審査結果の点数は12点から24点までの大変幅のある結果となりました。小生の評価分類では、20点以上は優秀な部類になりますが、15点以下のものは記載内容不足や説明不足などで大いに改善の必要があるものもありました。ロボコン参加に慣れている生徒はポスターを作成する要領を知っており、それなりの出来栄えがあるのではないでしょうか。一方、初心者はポスターに記載する事項が不明であったり,要領が掴めてない生徒がいるように思われます。初心者には自由なポスター作成を期待するのではなくて、ポスターのテンプレート又はフォーマットを提示して、個々の内容を記述させるような助け舟を出してはいかがでしょうか。審査に当たっては5つの評価項目が挙げられていますが、無頓着な作成者もいるようです。過年度の優秀ポスターを参考にできるようにしておくことも良いのではないでしょうか。
審査員Aは気になるポスターについてチーム個別にコメントを頂いています。
【ワールドリーグ】サッカーオープン | |
SO01 | コンセプトとアピールしたいポイントがまとまっていて読みやすい。ところでこの部品たちはどうやって入手できるのですか?作り方、買い方、勉強のやり方を知りたい人はたくさんいるはずです。プレゼンシートはコミュニケーションツールとしても活用できたらもっと良い活動になるかもしれませんね。 |
SO02 | 情報のまとめかた、デザインがとても良いです。読みたくなるデザイン。どんなメンバーが日頃どうやって活動しているかの情報も知りたかったです。 |
【ワールドリーグ】サッカーライトウェイト | |
SL08 | 要点が端的に書かれてあってわかりやすいです。文字が読みやすいテキストボックスの使い方をしていて良いです。プレゼンを見るときの順序がわかりにくいので、全体の配置を工夫しましょう(矢印で目が右に行ったり左に行ったりします) |
SL20 | チームの活動方針、開発の進め方、工夫点、課題解決の論理的根拠全てが要点としてまとめられていて、引き込まれるデザインでした。配色もGoodです。何より自分の自慢のロボットを見て欲しいという姿勢が見えて、引き込まれます。 |
【日本リーグ】サッカービギナーズ | |
SN15 | 問題点と解決策を合わせて書くことで工夫点がわかりやすい。視覚的に見やすい色使いでGood |
審査員B
ロボット製作に時間をかけないといけない中プレゼン資料作成お疲れ様でした。皆さんの作ったロボットの様子がわかって面白かったです。
ロボカップジュニアは、大会によって活動をしているチーム同士が集まって試合、交流をする場です。試合の勝ち負けも大事ですが、せっかく同じ活動をしているメンバーが集まる場なので、自慢のロボットや普段の活動の様子を共有しましょう。試合をして学ぶことがあるようにプレゼンを使ってアピールできる場、他のロボットのことを知ることができる場は、試合当日しかありません。チームのロボットの見て欲しいところ、他のチームのロボットの知りたいところってありませんか?プレゼン資料は、なんのために書くのかを意識するとより良いものになると思います。
「プレゼンを使って自慢のロボットを見て欲しい!」と感じたチームのプレゼンは引き込まれるため個人的に好きです。
個人的に良かったと思うプレゼンには個別にI列にコメント入れています。ぜひ良いところを真似して欲しいです。
審査員C
どのポスターもロボットに詰め込んだ皆さんのこだわりや苦労がよく伝わってくるもので、たいへん興味深く読ませていただきました。ロボットの調整などで忙しかったというチームも少なからずあるかと思いますが、そのような状況の中でも個性的な工夫がされたポイントがしっかりとアピールできているチームが多く、素晴らしかったです。一方で、工夫を凝らしたそれらの技術をどのような意図で/どのような課題に対処するために開発・導入したのか、あるいはそれらの技術を用いたことで実際にどのような効果が得られたのかという点については、うまく主張できているチームが限られていたように感じました。皆さんは自身の開発したロボットについて最も詳しい人であるのに対し、ポスターを見る人の多くは大会の日に初めて皆さんのロボットについて知ることになります。その人たちにも、自分たちのロボットがどのような考えのもとに作られているのか、どんなことができるのかが伝わるように意識すると、より良いものになるかと思います。
レスキュー審査総評
審査員A
今大会のレスキュー競技では、カラーを識別するためカラーセンサーやカメラなどをいくつ、マシーンのどの位置に配置するのが効果的か、識別しやすいかを試行錯誤して工夫されています。またそのために情報処理も高度化して、選手の皆さん、技術力が格段に上がっていると思います。
駆動系の制御と合わせて苦労している様子がうかがえます。
いずれの技術も、将来に生きる役立つものですので、勝敗にこだわらず、改良を重ねていってほしいと思います。
審査員B
今回審査させて頂いて、各部門を通じて気になった点は3つあります。
1つ目は、どんなことを重視してロボットを製作したか、なぜその方針にしたかなどを最初に説明してもらえると全体像が掴みやすく分かりやすいプレゼンになると思います。
2つ目は、データやその考察も是非載せてもらいたいと思いました。プログラムを作成中に何かの数値を決める時には適当ではなく実験をして決めると思いますが、その途中経過は重要ですので記録してグラフなどで表現してみて下さい。
3つ目は、プログラムをただ載せるのではなく、解説などをしながらポイントとなる点を拡大か強調してくれると大変伝わりやすくなると思います。
審査員C
関東ブロックということもあり、全体的にレベルが高い印象を受けました。チームのロボットについて、各課題を達成するために「なぜ」その構造や動作、戦略を採用したのかを図と文章、データで説明できているチームが上位となっています。特に、「何ができなかった(課題)から、こんなこと(工夫)を考えて実験(データ)した結果、構造や動作を採用した」といった様に「なぜ」を深掘りして説明することができているとより良いと思います。
今回のレスキューラインとメイズに対する助言を以下に記載します。
・レスキューライン:バンプや障害物などの課題を達成するための構造(センサ配置や機構)上の工夫や、避難ゾーンでの戦略(動作アルゴリズム)などについて他チームにわかりやすく説明することが重要です。また、プログラムをそのまま貼り付けるだけではなく、ロボットの動きを矢印などで可視化したり、フローチャートを活用したりと工夫することによって、さらに良くなると思います。
・レスキューメイズ:被災者の探索アルゴリズムなどのソフト面をメインに記載しているチームが多かった印象ですが、ハード(機構、回路、センサなど)についてもバランスよくポスター内に記載することができるとさらに良くなると思います。
優秀なチームのプレゼンポスターも参考にして、今後も頑張ってください!
OnStage審査総評
審査員A
プレゼンテーションに書かれている「パフォーマンスのあらすじ」や「テーマ」の内容から、どのチームからも違ったアイデアでロボットを作成していることが分かり、期待が高まる内容でした。
どのチームもロボットや機能ごとに説明文を枠線で囲う等、読みやすさへの工夫も見られます。
特に「ロボットの役割」や「動作の説明/どのように作成したのか/工夫した所」などの項目に分けた説明、「画像同士のつながり」や「舞台の全体像」などの線や図を使った説明は読みやすさに大きく関わっていました。
各チームはより良い自分たちのロボットのアピールに向けて、他チームの効果的な表現を見つけてみてください。
審査員B
リンク機構や大型の骨格、歩行など複雑なメカが多くて、どれも動くところを見たくなるプレゼンでした。
やることが決まっていないOnStageだと難しいかとは思うのですが、データ/考察の項目でほとんど点がつけられなくて残念でした。「こういうやり方だと思い通りに動かなかった」という話もあると、工夫が伝わりやすいと思います。
審査員Bはチーム個別にコメントを頂いています。
【日本リーグ】OnStage | |
ON03 | 外装とフレームの2つ写真を用意しているのが◎ |