2024千葉・前回大会プレゼン賞
前回大会に参加した方々には大会後にメールでお伝えしましたが、今年の参加チームに参考にしていただけるよう、昨年度の千葉ノード大会・プレゼンテーション賞について、こちらでも紹介したいと思います。
審査員3名の審査点の合計点で表彰を決定しました。ワールドリーグ・日本リーグで共通の審査を行いましたが、表彰はワールドリーグ・日本リーグで、それぞれ1チームずつとしました。
受賞チームはワールドリーグは「PUNK07LS」(レスキューライン競技)、日本リーグは「ばなな」(レスキューラインエントリ競技)の2チームでした。受賞チームには、ご後援の尼崎 僚平 様・千絵 様よりドライバーセットが贈られました。
ワールドリーグ・プレゼンテーション賞受賞チーム「PUNK07LS」
日本リーグ・プレゼンテーション賞受賞チーム「ばなな」
今年の千葉ノード大会に参加する選手の皆さんも、ぜひ思い・知見・経験が載ったプレゼンテーションポスターを作成して、当日、大会会場に掲示してください。
審査員の方々から頂いたコメントも掲載します。良いプレゼンテーションポスターを書くためのヒントがたくさんありますので、参考にしてください。
■審査員コメント(味香 様)
程度に差はあれ、どのチームも「何をどう書けば良いの?」と思いながら書いたんだろうな、という苦労が垣間見えました。その中でもうまく表現できたチームもあれば、十分ではないチームもありました。ルールには書いてほしいことこそ羅列されていますが、正直なところ、これだけで作りなさいというのは難しいです。
というわけで、ちょっとしたアドバイスといいますか、トピックをお伝えします。迷ったらまず、「コンセプト」や「重く捉えた課題」など、チームとしての一番のテーマを考えてみてください。そしてそれを中心において、「そのためのAをここに取り付けた」「Bで対策した」など書き出していくと少しずつ完成形に近づいていけると思います。
また、見る側と書く側に知っていることに差があることも覚えておいてください。特にRCJなどでポスターを見る側は、「ルールはうっすら分かるけれども、どこが大変かわからない」という人の方が多いですし、そういう体の人が審査しています。ですので、例えば競技者”のみ”が知っている共通の理解(例えばみんなが苦労するポイント)とかは、「みんなわかるしいいか」といって書かないと全く伝わらないこともあるので、明記しておいたほうが良いでしょう。
あとは、RCJの過去のポスターや、RCJに直接の参考にはなりませんが、プロが書いている実物を見てみるのも手です。一部の駅に張ってあるポスターや、学校の掲示物などは、見やすい体裁や、情報・セクションの粒度などで参考になる部分も多いはずです。自分の中高時代では保健室や図書室に大きなポスターが貼ってあったのですが、今もあるのでしょうか?思いつく限りでRCJで求められているものに近いのが、あれをもう少しだけ細かく書いたのものです。
これからも手探りしながら、色々試しながら、是非がんばってください。
■審査員コメント(中島 様)
選手の皆さん、大会お疲れ様でした。今回、審査員として皆さんのプレゼンテーションポスターを審査させて頂きましたが、非常に熱意の伝わる良いポスターが多く、読んでいて楽しかったです。簡単に感じたこととしては、自分のアピールしたい面は良く書けているチームが多かった反面、読み手のことを考えられているチームが少なかった印象があります。例えば、説明が足りなかったり、ロボットの写真が少ない、もしくは無いチームがいくつかありました。説明を読む人の立場に立って説明やレイアウトを考えるということを意識すれば、より良いポスターが作れると思いました。
私が選手だった時はロボットにかかりきりで中々ポスターに取り組む時間が無かったので、きちんとしたポスターを仕上げてきた皆さんの努力がよくわかります。ポスターなどを使って相手に自分の製作物をアピールするという機会は今後沢山あると思うので、ロボットだけに留まらず、こういった能力も鍛えていってほしいと思います。