2025千葉・OnStage競技講評

OnStage競技は3名の審査員の審査を受けながら進められました。3名の審査員の方々それぞれから、ご講評を頂いていますので紹介します。審査員の方々、長時間のご審査やチームへのアドバイスを本当にありがとうございました。

今まで千葉ノードから、関東ブロック大会やジャパンオープン・世界大会に何チームも進み、活躍してきました。ぜひ興味のある方は、来年度以降の参加をご検討下さい。

■佐藤 様
松戸ロボティクスの作品からは、アイデアを形にしたいという努力と気持ちがとても良く伝わってきました。
自分達自身でテーマとゴールを設定し、活動を続けることは簡単なことではなかったと思います。
こうした難しさのあるOnStageに挑戦し、かたちにしている皆さんは、技術力・表現力が人一倍伸びていると思いますので、自信を持ってこれから続く大会でもがんばってください。
特徴的なハンドと大きなアームが動くダイナミックなパフォーマンスを楽しみにしています。
関東ブロックへの出場おめでとうございます。
ご活躍を心から応援しています。

■猫又通信防災 尼崎様
今回は1チームだけだったので少し寂しいOnStageになるかなと思っていましたが、その1チームのロボットがとても素晴らしい作りでした。
残念ながらパフォーマンスは一部しか見られなかったですが、2mも上がるアームがとても印象的でした。
あの大きさかつチェーン駆動はジュニアでは初めてではないでしょうか?
ブロック大会までにロボット追加、アームロボットの内部構造も見直すとのことだったので、どの様に進化しているのかとても楽しみにしております。
OnStageの醍醐味は、このようにロボットの形状や台数に制限がないことが最大の面白さだと思ってます。
ぜひ来年は複数のチームの演技を見てみたいので、興味のある選手は出場してください!

■味香 様
まだまだ開発途中で当日の故障もあり、思うようなパフォーマンスができなかったかとは思いますが、作りたいロボットのビジョンが明確に決まっているようですので、頑張って突き進んでください。
当日話した内容と被りますし、いい参考になるかわかりませんが……
今回のロボットのような規模や作りだと、FA機器や産業用ロボットといった分野に近く、この種のカタログや採用例を参考にすると駆動部や配線などの処理の参考になるかと思います。ぜひ見てみてください。
また、安全対策を考えたほうが良いでしょう。慣性の大きいアームや、筐体の中とはいえどもむき出しチェーンは思っているよりだいぶ危ないものです。これもFA機器や産業用ロボットが参考になると思います。
今回のロボット(で表現する未来)ですが、なぜほしいのか?必要なのか?という点がいまいちはっきりしていないように見受けられました。一度チームメンバー各々が自分の思うところを言語化し、チームですり合わせてみるといいように思います。このような表現すべき感情の部分を考えて整理すると、何をどのようにパフォーマンスすべきかが細部まですんなり決まると思います。